貢献する板診会

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年頭のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

昨年から朝のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』を楽しみに見ています。ヒロインの岩倉舞の実家は、東大阪でネジを製造する中小企業です。父・岩倉浩太は、「飛行機にうちの部品を載せたいと思ってます」と夢を語り、2代目社長として会社を大きくしました。ところが、リーマンショックで、急速に売上が減少し、胃潰瘍で入院。会社を維持しようと頑張りますが、金融機関から解雇も含むコストカットを要求されました。採用も大変ですが、解雇はもっと深刻で困難がつきまといます。ドラマは、これからどうなるんでしょうか?

昨年は、メジャーリーグの大谷翔平選手やワールドカップで森保ジャパンが大活躍をするなど、明るいニュースもありました。しかし、現実はロシアのウクライナ侵攻、エネルギーの高騰、物価高、コロナ禍は、継続中です。リーマンショック以上に世界や地域に深刻なダメージを与え続けています。いまだアゲインストの向かい風です。

私事ですが、亡くなった義父は板橋区でプラスチック工場を経営していました。解雇するときは「泣きながらだった」と、つらい心の内を語っていました。中小企業の社長は、いい事ばかりではありません。他人には言えない苦しみを抱えていることも多いのではないでしょうか。

さて、『舞いあがれ!』に話を戻して、ヒロインの岩倉舞です。学生時代グライダーのパイロットを目指しました。大きな壁にぶち当たった時に、サークの由良(ゆら)先輩からこんなはげましの言葉をもらいます。

「飛行機は向かい風を受けてたかーく飛ぶんや」

いまは、どこも厳しい向かい風です。板診会(いたしんかい)は中小企業診断士の専門家集団として、そうした現実や中小企業の社長の思いに寄り添いながら、関係者が高く舞い上がれるように取り組んでまいります。本年もよろしくお願い申し上げます。

2023年元旦

一般社団法人 板橋中小企業診断士協会
代表理事 千種伸彰

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