あけましておめでとうございます。
昨年は、コロナ禍を克服しつつあるなか、世界経済が減速傾向にあり日本経済や特に中小企業には厳しい状況が続きました。そんな中にあって、大谷翔平選手の活躍は明るい話題でした。
大谷選手の並外れたSHO-TIMEに世界中が熱狂したわけですが、なぜ、そこまでの「人間」が生まれたのか不思議です。人間にカギ括弧をつけたのは、大谷選手の通訳、水原一平さんが「ときどき人間なのかな? と思うときがある」とインタビューで宇宙人説に答えていたからです(笑)。
なぜ「大谷翔平」が生まれたのか? 大谷選手は高校生の時に「夢ノート」(目標達成シート)使って、「ドラ1 8球団」(ドラフト1位指名を8球団から受ける)と書いています。これが目指している夢です。そのまわりに、夢を達成するためにやるべきことを書き出していました。そこに書かれていることは今でも実践しています。例えば「審判さんへの態度」「ゴミ拾い」など試合中継を観てわかります。
昨年、名門ドジャーズに移籍しましたが、メジャーリーガーになったときから夢は「ワールドシリーズ優勝」と更新されているのではないかと想像します。
夢を描いて、その実現にむけてやるべきことを洗い出し、実践する。これは会社経営における経営計画策定と実行によく似ています。大谷選手のエピソードは会社経営にも夢を与えてくれています。今年も楽しみです。
2024年元旦
一般社団法人 板橋中小企業診断士協会
代表理事 千種伸彰